整体+GIFT 山本様

税理士紹介サービス『顧問料無料.com』を運営する株式会社ジャパンオフィスコンサルティング(現BizPlatform,inc.)が、実際にサービスをご利用いただいた『顧問料無料.com』ユーザー様に、税理士を向かえ入れて経緯、その後の変化、これからの事業展望などについてインタビューさせていただいたものをレポート形式で広く中小企業様へご報告させて頂いている公開記事です。

はじめに

2011年7月に開業。2011年12月にジャパンオフィスコンサルティング(現BizPlatform,inc.)からの紹介で顧問税理士を迎え入れ、2012年2月から店舗を構えて新しい考え方の整体を提供されておられる整体+GIFT(プラスギフト)の山本代表に、開業までのお話や、税理士を迎え入れた経緯についてお話を伺いさせていただきたいと思います。 対談者 株式会社ジャパンオフィスコンサルティング(現BizPlatform,inc.) 大栗正人(以下、JOC)

整体+GIFTのサービスとは?

JOC:それではまずは簡単に、今、整体+GIFT様ではどんなお仕事されているのか、簡単に教えていただけますか?

山本代表(以下、山本様)はい、メインは、整体の施術なんですが、一般的なご来店いただいて、整体をするだけという発想ではなくて、今のつらい状態とか癖の状態からくる痛みやコリを、根拠をもって、整体をしながら改善をしていくという整体を行っております。

JOC:具体的には、どういったことでしょうか

山本様:はい、例えば、こういう所にご来店いただく方というのはパソコン仕事の方が非常に多いんですが、日常の中で辛くしているそもそもの原因が、パソコンを置いてある向きだったりとかするんです。体の張っている癖とかから、生活の中で可能な多くの改善点を見つけ出していく一緒に改善していくやり方が一つ、施術をして、実際に今の癖で硬くなったところ(辛いところ)を(施術で)取ったけど、その癖って頭でも記憶してしまっている動きなので、それを、次回いらっしゃる時までに、(癖が取れた状態を)持続させるために、私は「宿題」って言っているんですが、ストレッチの「宿題」を出すケースですね。そういった細かいところを一つ一つ丁寧に拾っていき、整体施術と併せて、日常生活の中に整体の動きを取り入れていく、整体の考えを取り入れていくことによって、1ヵ月、安心して頑張れる体に近づけてあげたい。100%はないと思うんですけどね。やはり生身なので。

小学生時代の辛い思い出が整体師を志すキッカケに

JOC:開業自体はいつ頃ですか?

山本様:開業届けを提出したのは、去年(2011年)の7月ですかね。整体師として12年目に入ったとこになるんですが、私、今度41歳になるんですけど、その前は何をしていたかというと、ほとんど営業職をしていまして、一番最初は何やったかな~教材の販売でしたね。電話して、ピンポン押して。

JOC:もう王道の営業職ですね。

山本様:そうですね。ただ、途中で会社のほうもいろいろあって、最後にやった営業職のほうでちょっと体調崩してしまって、ドクターストップがかかってしまったんです。それが逆に良くて、ゆっくり自分のこれからを考える時間が取れたんです。その時に小学校の時のことがふっと思い当たったのが、整体師になったキッカケです。僕、小児喘息を患って、今の状態で元気に働けるようになったのは、ドクターではなくて、僕の今やってる整体のお仕事をしている友だちのおじいちゃんが楽にしてくれたんです。ていう想い出が、ふっと頭の中に出たんですね。自分が入院して思い出して、「あ、あの時のあの感覚って、特に物がなくても、人に喜んでもらったり、役に立てるっていうことができるんだな」って。そして、それって、僕にできるかなと思ったんですね。

お客様と本当に良い関係を築くたに開業

JOC:将来的に自分で開業しようって思っていらっしゃった?

山本様:開業が目的ではなかったかもしれないです。でも、半々ぐらいだったかもしれないですね。ほんとの気持ちいい(お客様との)関係の展開ができるなと思ったところで、それで修行に出たので、ほんとは、それが開業だと言われれば、そういう気持ちはずっと持っていたと思います。

JOC:確かに、そうですね。ですが、自分のお店を持つのが1つの目標だったりとかする方も多いじゃないですか。

山本様:そうですね。はい。それも楽しみですよね。はい。この人から店舗を借りたいと決めていた人がいて、その人から紹介をいただいたのがこの場所に一目惚れしたタイミングで、いきなり(本格稼働までの)エンジンがかかった感じですかね。

お客様が「また来たい」と思った時にちゃんと続けていられる状態でないと

JOC:ちなみに、開業する時に一番気になったことってなんですか?

山本様:1つは、その、やっぱりお金の部分っていうのは大きいですよね。

JOC:資金的な問題ですか

山本様:どれだけ気持ちをぶらさないでいられるかというところと、お金のバランスが一番難しいですね。「また来たい」って思った時に、次回までちゃんと店が続けられている(経営)状態でないといけないなという考えもあって。そこの(経営や売上げに対する)あせりが(お客様へのサービスに)出てしまうと、多分、(今の)形は変わっていってしまうので、形を変えないでお店を続けていきたいですね。

JOC:そうですね。正直、資金的な問題、集客という不安ところは、経営者としてそれは仕方ないことなんですよね。こちらも生活がかかっているので、しかし、大事なのはその時に(サービスと収支の)バランスが取れるかなんですよね。

山本様:そうです。いかに、冷静でいられるかっていうところを大事にしていきたいんです。いわゆるお金のところで崩れていく人って、多分、多いと思うので。

開業をして、より人とのつながりを意識できるようになったと思うんです

JOC:今までの経験の中で色々とご苦労されている部分もあると思うんですけど、やっぱ、開業って、してみてよかったですか?

山本様:よかったですね。より人とのつながりを意識できるようになったと思うんですよ。

JOC:山本さんから見て、今、現状、開業してみて、いろんなことがあって、悩まれることもお勤め時代とは全く異なる種類に変わってきたと思うんですけど、そういうことも含めて、1つ1つ学んで行かれている状況ですね。

山本様:はい、そうですね。無理してもいいことはなくて、一所懸命に考えたら、必要なものは、その時に自然と現れてくる。逆に一所懸命に考えてないと、違うものが見えてきて、簡単には手に入るけど。それはなんか違うものなんじゃないかって思うんです。

正直、税理士は将来的にと思っていました

JOC:そういう意味では、僕らがご提供させていただく顧問料無料.comという税理士紹介サービスも、弊社からアクション起こさせていただいたとは思うんですけど。実際問題は、その時は税理士さんのことは何かお考えになってらっしゃいました?

山本様:えっとー、将来的にはと思ってました。将来っていうのは、そんなにすごい先ではないとは思うんですけど、1年ぐらい先に従業員を雇用できるぐらいになったなっていうようなところで(税理士と顧問契約をしようと)考えてました。

JOC:では、時期、タイミングを見計らって、いつかはつけようかなっていう風には思ってらっしゃってて。

山本様:はい。そうですね。

JOC:それでは、弊社がお話を伺わしていただいて。実際問題、今でいいかなって思ったきっかけというか、理由があったかと思うんですが

山本様:そうですね。ちょうどタイミング的に、お電話いただいた時は年も明けたら、申告しなきゃいけないっていうタイミングでもあった時期でして。ただ、もう完全に1月の半ばで退職するって決定になって、そこからもうフルでできるってなって分かったぐらいの時期でもあったんです。その時の私の頭の中っていうのは、確定申告のことに時間取られていられないなって思ったのも事実で、それと初めての申告なので、どこまでどういうふうにやったほうがいいのかっていうのが分からないから、調べる時間も含めて、そこに時間かけてられないなって思ったんです。で、そういう意味では、タイミングはすごい、いい時に電話をいただいた感じですね。

JOC:先ほどおっしゃったように、必要な時期にということ。

山本様:多分、きっとそういうことだと思います。はい。

え!?このくらいで請け負ってもらえるんだっていう感じでした

JOC:税理士と付き合おうと思った時に、おそらく資金の部分で不安があったかと思うんですけれども、今回ご案内させていただいた、税理士さんに対する顧問報酬って、イメージより高かったですか、安かったですか?

山本様:ざっくりとした金額を伺って、「え、このぐらいで請け負ってもらえるんだ」っていう感じでした。相場とかってよく分からないじゃないですか。ただ、今、やっていただいている内容に対して、この顧問料でここまで安心をいただけるんだったら安いなという感覚ですね。

僕の想っていることも伝わって、この人が紹介してくれる先生だったら

JOC:今、うかがったお話というのは、実際に税理士さんの関与が始まって、実感された問題だとは思うんですけれども、実際、いつかは税理士顧問と思っていた時点での税理士紹介のお話をさせていただいたと思うので、即決っていうことはなかったと思うんですが

山本様:葛藤はありました。葛藤はあったんですが、それこそ、先ほどの話じゃないですが、タイミング的には、あ、今、このタイミングで話を持ってきてくれてるんだったら、乗っかってみようかなっていうところで、その日に回答しました。あとは、実際、お話を伺ったら、面談して合う先生かどうかっていう話があったので、そこはそうだな、と思いました。だけど、来てくれた長沼さん(弊社マッチング事業部課長)の人柄とか見て、ある程度、僕の思っていることも伝わったなと思ったので、この人が紹介して連れてくる先生だったらって思った気持ちがあったので、ご紹介いただく税理士の先生のお名前とか最初にメールでいただいたので、もう任せるつもりでいました。あはは。はい。

JOC:なるほど

山本様:ええ。どんな先生に来てもらっても契約はしようと思っていました。でも、すごいいい先生連れて来てくれたな、と。僕は今は思っています。

JOC:弊社のスキームというか、ご紹介までのシステムを聞いて頂いた印象というのはどうでしたか?

山本様:そうですね。紹介のシステムって、信頼関係がなければできないことだと思うんですけど、御社の仕組みも、信頼できるそういう(税理士の)パートナーがいるから、直接、自分の事業じゃなくても、紹介することができる。ということで、御社のこの良い仕組みが、続いていってもらえたらと思っています。

顧問料という名前の意味がなんとなく分かりました

JOC:山本さんにとって良い税理士さんって、どんな人だと思います?

山本様:いい税理士さん。そうですね。(税理士さんのお力を借りることは)お金のところだけではないので、何をしていきたいのかを一緒の思いになってくれる先生、税理士さんで、それを数字上から、組み立てをしてくれるっていうか、アドバイスをしてくれる先生が、良い税理士さんなのかなって思いますね。 よく思うのは、税金の、とか、そういうところが最初に思うところだと思うんですけど、そこより、お金の流れとか、仕組みとかは当然のことながら、今、現状を踏まえて、どういうふうに膨らましていけばいいのかというところを、事業のイメージを、僕と同じ感覚で、僕になった感覚で、いろんな提案をしてくれたり、アドバイスをしてくれる税理士さんがいい税理士さんだなって思いますね。

JOC:なるほど。資金や納税のお話もですが、事業計画や将来の計画についてのお話も税理士とするんだというのを、ご自身で体験してみて気が付いたということですね。

山本様:ええ、「あ、このタイミングで出てくるんだな」っていうことですね。こういうために、税理士さんって必要になるんだと思ってたんですよ。でも、そのタイミングが分からないじゃないですか。でも、自分が思っていたより、かなり前の段階で、来年以降の話が出てきたり、こういう今後の展開のところで専門家としてアドバイスしてくれるところっていうのが、やっぱりその顧問料って、税理士さんをっていう話だけじゃない、顧問料という名前の意味が、なんとなく分かってきました。

JOC:いわゆる、税務申告代行料ではなくて。顧問料っていうことですよね。

数字や売り上げだけを見ていてうまく二人三脚になれないかなと思います

JOC:だた数字だけの部分で、「税金がこれだけです、節税がどうのです」じゃなくて、経営的なアドバイス、サポートも含めて顧問していただけるということですよね。

山本様:そうですね。多分、税金のお仕事だけの「はい、じゃあ」って来て、いきなり「帳簿見せて」っていう先生より、そうではない先生のほうが、いい先生じゃないかなと。

JOC:そういうふうに、いろんな話がお互いにできる方ということですか。

山本様:そうです。どういう考えているのか。うん。オーナーの考えも常に変化しますから、その時に言わないと聞かないんじゃなくて。そういうのも聞いてくれて。そこで間違っていれば間違っているって。止めてくれる存在でいて欲しいですね。多分。そこがないと、買ったものだけのその数字の流れや、売上だけを見てても、多分、なかなかうまく2人3脚になれないかなと思います。

JOC:まあ、メリットを感じられないっていうことですよね。

山本様:そうですね。多分。分かりやすいアドバイスがもらえない気がします。数字のプロだから、数字から見て、その人(税理士)だけ分かっていても、僕らに分かるように伝えてくれなかったら。僕ら、分からないです。一方通行で、次のアクションが起こせない。 そうすると、税理士先生がいないと動けなくなってしまいますよね。税理士先生も、毎日来ないといけなくなっちゃうでしょ。それは無理な話なので。だからそこは共有できるように最初にちゃんとしっかり聞き込んでないと、多分、できないことなのかなとおもいますね。

JOC:でしょうね。

税理士さんをつけた今のタイミングで決して早すぎなかった気がします

JOC:次の質問ですが、山本さん自体は、1年ぐらい経ってからで、いいかなと思っていた税理士先生との関係でしたけど、それに比べたら、随分早めに顧問税理士をつけられたわけじゃないですか。実際、ご自身が思っていた時期より早い段階で顧問税理士をつけてみて、いかがでしたか?

山本様:1つ言えるのは、全く早くなかった気がします。なぜかと言えば、ある程度作っていくのに対して、事業の計画が、人を雇う事だとか、店舗を拡大するだとか、そこも踏まえた上での事業の計画になっているんですよね。そういうところの数字が当然混じってくるわけですから、そうすると、多分、従業員を入れるって決めた時から、その計画を立て始めるという段階では遅い気が、正直、してます。

JOC:なるほど。

山本様:そうすると多分やっちゃうのが、最初に入れなきゃいけないけど、健康保険とかの社会保険の部分削っちゃうんだと思うんです。そうなってからの準備では、アクセスの段階が遅い気がするんですよね。だから、今の段階が早いのか分からないですけど。少しでも早く将来、人材が入ってくるのを見越して、組み立てておいて、いつ良い人材が入って来てもいいように事業体力を作っていくために、税理士さんをつけた今のタイミングは、決して早すぎてはなかったような気がします。

JOC:事業計画の中で、従業員雇う、もう1店舗増やす、そういう事業展開を考えた時には、それも含めて、今から作戦を練らなきゃいけなかった。で、逆算してみると、今の段階から税理士に関与してもらうことが、結果的によかったのかもしれないなっていうことですよね。

山本様:うん。でも、最初の話に戻ると、そういう準備をしているから、そこに合う人が現れてくるのが、多分、人材の準備ということになると思います。

JOC:要するに、器を作ったから、その器に見合う人が、入って来てくれたりするんですね。

山本様:そうだと思います。うん。実際、人を雇う時も、いろいろな状態があって、福利厚生を厚くしといてあげなきゃいけない人だったりした時に、慌てて準備するっていう感じになるのが結構多い気がするので。だから、確かにその器を作っておくためには、早すぎてはない気がします。

JOC:決して、税理士顧問を迎えいれるタイミングが早すぎたということではなかったと。そういう意味では、開業して、本格稼働されて、すぐに税理士先生と関与が始まってますけれども、開業直後からの税理士関与っていうのは、やはり、事業者にとってはメリットはあるという?

山本様:あると思いますね。はい。

もう一人、心強いサポーター

JOC:なるほど。そういうところで、もう1つ質問です。そういった事業者さんにとって、弊社が展開している税理士紹介サービス『顧問料無料.com』というのは、事業者から目線でどういうサービスに映っていらっしゃいますか?

山本様:うーん、正直な話、税理士は必要だけど、(顧問料は)省きたいところの経費じゃないですか。でもそこを安心して、必要なタイミングで入れられる。それで、顧問料の補填でランニング期間を設けてもらっているのと一緒なので。実際に親身でお付き合いするのは税理士先生ですけど、そこを一緒に、もう1人心強いサポーターがいるのと同じ感覚で利用できるシステムで、うん。もっともっと、広めていっていいと思うシステムだと思います。

「パートナーの理解」と「税理士の必要性がわからない」ということ

JOC:ありがとうございます。僕らも、もっと、いろんな方に使っていただきたいっていうのはあるんですよね。で、実際問題、山本さんからもあったように、どういう人を選んでいいのか分からないっていうのがあった時にこそ、ご利用いただきたいサービスではあるんですが、実際問題、その山本さんが税理士さん入れる時に、懸念したこという事はございますか?

山本様:えっと、1つ懸念したこととしては、僕は必要性を感じたけど、個人事業主である以上は家庭とセットですよね。その時に、うちの奥さんが、それをほんとに理解してくれるのかなっていうのは、ありましたね。でも、実際、今も理解はしてなかったと思います。だけど、そこを必要だったんだよって言える形にするには、今の(税理士との)2人3脚というところで成果を出して。後で何かの機会に、そういう話が(奥様に)できる機会があったらいいかなと思っています。パートナーの考えが、必ずしも自分とイコールとは限らないじゃないですか。

JOC:そういうところを、やっぱり気にされる方は気にされるし。

山本様:気にすると思いますね。きっと、その(税理士の)必要性が分かってないところがあると思います。なぜ、いろんな会社さんが税理士を入れるのかっていうところが分からないんです。僕もそうでしたけど。お付き合いしてみて、「あ、このタイミングなんだ」とか、それで初めて必要性を感じるんです。単純に悩まれてしまう人っていうのは、その必要性のところが、はっきり結びついてないところが大きいと思います。費用の部分もあるかもしれないですが、『税理士の必要性がわからない』というのが一番のデメリットと感じてしまうと思います。

JOC:そういう意味では、税理士先生が何してくれるのか、よく分からない部分があるということですか。

山本様:そこだと思いますよ。きっと、普通にサラリーマンであれば、会社側の見方をする機会がないですから。税理士と言われると、名前から、税金をちゃんと見てくれるというイメージしかないと思うので、それだったら、今ぐらいの売上だったら必要ないかなと思ってしまいますよね。でも、そうじゃない、そこだけじゃないんだよ。っていうところを理解する機会があったら。もうちょっと背中を押される方はいらっしゃると思いますね。

JOC:そこは、やはり我々みたいなご紹介している企業が、もうちょっと頑張ってもいいところなんですかね。

「税理士の敷居」をより低くする為にネットワーク作り

山本様:いいと思いますね。今、お話しながら思ったのが、次のジャパンオフィスコンサルティングさんへの宿題みたいなものですけど。今、みんな、そういう情報が欲しいと思うと商工会議所に入るじゃないですか。だけど、ジャパンオフィスコンサルティング(現BizPlatform,inc.)さんでそういう感じのものがあったら、もっと分かりやすいし、連携がしやすいのかなと思うんですよ。税理士さんのドットコムだけではなくてそういうトライアングルを今度はジャパンオフィスコンサルティング(現BizPlatform,inc.)さんが作ってくれて、そこで税理士さんの生の声を聞ける機会があると、より税理士さんの必要性って出てくると思うし、逆に、税理士さんを通じて、ほかの業種の話を聞けるでしょう。そういうのができたら、多分もっと、個々事業者の中で税理士の必要性が、上がってくると思いますね。

JOC:それはね、弊社も今後やっていきたいなと思っているんです。確かにすごくいい宿題をいただいたなと思います。そうですね。税理士の必要性って、分からないんですよね。僕らもこの仕事するまで分からなかったですし。

山本様:導入した人の生の声が聞けたほうが。具体的な事例が分かりますもんね。やっぱり、今、口コミじゃないですけど、そういうので知って、最初から知っている先生にお願いするとかっていうのがいいかもしれないですよね。

もう1個大きなハードル

JOC:我々が顧問料無料.comを運営している理由というのが、結局、税理士顧問を悩む時って、資金的な問題なのかなと思った所があって、顧問料無料.comを大きく展開しているんですけれども、最近感じているのは、そこじゃないかもしれないと思っているんです。

山本様:そうですね。うん。資金的な問題は外せないですけど。そこだけじゃなくて、その前に、もう1個大きなハードルがあって、敷居が高いっていうか、資格主導じゃないですか。で、資格持っちゃうと、敷居が高いんですよ。だから、直接聞く機会がないから、分からないっていうところが大きいと思いますよ。会社を立ち上げている人なので、その後につながると思ったら、借金してでも、投資するじゃないですか。それが起業する人の考えだと思うので。そこはお金が、一番ではないと僕は思いますね。

JOC:いわゆる税金計算だけって考えると、それこそ、儲かってからでと思ってしまいますよね。実際、「それ以外の税理士の仕事って、何があるの?」っていうようなところですよね。

山本様:きっとそうですね。多分、僕みたいな個人事業主だと、確定申告は苦しいお祭りみたいな感じですよね。その時だけ必要性があるものとして捉えちゃうと、割高かもしれないですよね。だから、後に回しちゃう。でも、年の1回のことじゃないんだよっていうところが分かったら、高くないかもしれない。

パートナーとしての付き合いの方が気持ちが楽でしょう

JOC:お付き合いの仕方聞いてると、山本さんにとって税理士の先生は顧問というよりも、パートナーっていう感じですね。

山本様:うん。そのほうが、多分、今後、導入される人はそういう感覚で導入したほうが。気持ちも楽でしょうし。特に1人でやってる人にしてみればね。

JOC:確かにそういう部分では、税理士がやっていることっていうのを、もうちょっとクリアーに、事業者さんに分かりやすくしていく必要があるのかもしれませんね。 そういうところが見えないからこそ、高く感じてしまったり、その必要性自体が分からなくなってしまうんですね。

山本様:そうですね。多分、そこのトーンをもっと今の僕みたいな、立ち上げたばかりの個人でやってる人は知りたいんじゃないんですかね。きっと経理を夜なべして、奥さんに小遣い分の給料を渡してってやってる人が、結構多いかもしれないですよね。それより全然安いじゃないですか。安くてプロの目でみていただけるんですし。 税理士先生から結構いろんな話も聞けるし「ああ、そんなことって、そういう状況なんだ」っていう話も結構出ますよね。

税理士を迎え入れたのは、想像以上の効果でした

JOC:なるほど、だからもう、税理士を入れると、ただ税務が簡単になるだけじゃなくて。

山本様:じゃないですね。はい。ないと思います。

JOC:山本さんの場合は、大きく税理士メリットを感じていただいている方の1人なのかもしれませんね。

山本様:そうですね。

最後に

JOC:最後に起業や開業を目指されてる方々に対して、起業の先輩としてメッセージをいただきたいのですが

山本様:そうですね。起業する時に、自分の笑顔を想像する人は結構多いと思うんですよ。
でも、それだけでは、今の時代は厳しい気がするんですよ。自分が提供できるものでどれだけ、喜んでもらえるのかが大事だと思うんです。そのためにもしっかりと準備した方が結果につながると思うんですよ。

JOC:本日は、色々と多岐に渡ってお話をうかがわせて頂きました。非常に僕らも勉強になることを伺わせていただきました。 本日はお忙しい中、本当にありがとうございました。

山本様:こちらこそ、ありがとうございました。