知らないと損する!社労士が教える最新助成金活用法

# 知らないと損する!社労士が教える最新助成金活用法

皆様こんにちは。今回は多くの企業や事業主の方が見逃している「助成金」について詳しくご紹介します。

## 助成金とは何か?そもそもの基礎知識

助成金とは、国や地方自治体が特定の政策目標を達成するために、条件を満たした企業や個人に対して支給する返済不要のお金です。税金から拠出されているものなので、条件に合致すれば「もらって当然」の権利といえます。

しかし、多くの事業主は「申請が難しそう」「うちには関係ない」と思い込んでいるケースが非常に多いのです。実際には、中小企業の約8割が何らかの助成金の対象になるといわれています。

## 最新の主要助成金を徹底解説

1. 人材確保等支援助成金

人材の確保・定着を目的とした助成金です。特に注目すべきは「テレワークコース」で、テレワーク用の通信機器導入やシステム構築費用の一部が支給されます。

【支給額の目安】
- 機器等導入助成:最大100万円
- 目標達成助成:最大150万円

2. キャリアアップ助成金

非正規雇用の従業員の処遇改善やキャリアアップに取り組む事業主に対する助成金です。

【主なコースと支給額】
- 正社員化コース:1人当たり57万円(生産性要件を満たした場合72万円)
- 賃金規定等改定コース:1事業所当たり最大57万円

3. 業務改善助成金

生産性向上のための設備投資などを行い、事業場内の最低賃金を引き上げた場合に受給できます。

【支給例】
- 最低賃金を30円以上引き上げ、設備投資等を行った場合:上限30万円
- 最低賃金を90円以上引き上げ、設備投資等を行った場合:上限100万円

## 知られざる小規模事業者向け助成金

大企業だけでなく、小規模事業者も活用できる助成金は数多くあります。

小規模事業者持続化補助金

小規模事業者が販路開拓や生産性向上の取り組みを行う際に利用できる補助金です。

【補助上限額】
- 通常枠:50万円(補助率2/3)
- 特別枠:100万円(補助率2/3)

IT導入補助金

業務効率化やDX推進のためのITツール導入を支援する補助金です。会計ソフトやホームページ制作費用なども対象になります。

【補助上限額】
- 通常枠:最大450万円
- デジタル化基盤導入枠:最大350万円

## 助成金申請のコツと注意点

申請のタイミングを逃さない

多くの助成金は「計画書の提出」が必要で、実施前に申請しなければなりません。事後申請では対象外となるケースが多いので注意が必要です。

要件確認を徹底する

「うちは対象外だろう」と思い込まず、一度専門家に相談してみることをおすすめします。思わぬ助成金が見つかるケースも少なくありません。

書類作成は丁寧に

審査では書類の不備や矛盾がないかチェックされます。特に事業計画書は具体的かつ現実的な内容であることが重要です。

## 助成金を活用した成功事例

事例1:飲食店のデジタル化

あるラーメン店では、IT導入補助金を活用してオンライン予約システムとPOSレジを導入。人件費削減と顧客データの活用により、売上が25%アップしました。

事例2:製造業の生産性向上

町工場がロボット導入による自動化を「ものづくり補助金」で実現。24時間稼働が可能になり、生産量が1.5倍に増加しました。

## まとめ:専門家の活用が成功の鍵

助成金は「知っていれば得」「知らなければ損」の典型例です。しかし、種類が多く、要件も複雑なため、社会保険労務士などの専門家に相談することをおすすめします。

初回相談は無料の事務所も多いので、「うちには関係ない」と決めつけず、一度相談してみることが「隠れた資金」を獲得する第一歩です。

助成金は「他社が使っているなら自社も」という発想よりも、自社の課題解決や成長戦略にマッチした制度を選ぶことが重要です。「補助金ありき」ではなく、「事業計画ありき」の考え方で取り組みましょう。

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